『Book』は全五巻の物語で、この物語の中には、物語の中の登場人物と、物語の中の登場人物だと自覚している者とが存在している。
物語には、語られる本編と決して語られない行間とが存在していて、その行間にも語られる事の無い数知れないドラマがある。
このBookの中には、Bookの物語が記された原書とそれを改ざんする事が出来る原作者のペンが存在して。それは、物語の中だと自覚している住人でないと理解の出来ない事で、物語の住人なのに自分に都合の良い話に改ざんしようとする者や、友の為に改ざんをしようとする者、物語を元々のあるべき姿に戻そうとするもの、それぞれの思惑が交差して、複雑なメタフィクションが繰り広げられています。
物語の中盤では勧善懲悪の物語かなと思っていたけど、そうとも言い切れないバランスで、どんどん引き込まれてました。立つ立場によって、正義がかわるので誰が悪で誰が善とも一概には言えないかなと感じたけど、それは最後まで見ないと何とも言えないですね。うーん、気になる。
本当は、1〜3までを見ていたらもっと理解を深めれて楽しそうではあるけれど、4巻だけであっても充分楽しめました。ただ、やっぱり結末は気になりますね。5巻は日曜日にあるけど、行けないのが残念。
4巻だけでも楽しめたのは、冒頭に物語が進んでいくのかなと思い始めたシリアスなシーンで急に、今までの経緯、あらすじをユーモラスに説明してくれるんです。第四の壁をやぶるっていうんですかね。で、そのまま違和感なく本編へと戻っていったので、第4巻だけを見に来てくれた人の事も考えられているなという感じ。
ユーモアたっぷりのシーンが散りばめられていて、声を出して笑ったり、手を叩いたりしてしまうほどで、FFのオマージュでの戦闘シーンは、会場から拍手が出てましたからね。いやー素晴らしい完成度!!ミニマムが解除した時の戻り方とかgood!!通常の先頭シーンでは剣と剣とがぶつかる『キンッ』とかが若干ずれてるように見えたり、細かい事が気になる時もあって、FFバージョンに心を奪われたので、通常の戦闘シーンが余計に気になってしまいましたね。そこは残念かな。
何より、フランチェスカ(Sun!!)大活躍やったね!!キラキラしてた^^『ウルスラ(魔女の宅急便)』の声に似ている気がしたけど、、、ってことは『高山みなみ』と声が似てるんかな?いい声です。
今回は演劇はおろか、僕のDANCEさえほとんど見に行った事が無いような友達と一緒に行ったんやけど、そいつが「こんな世界もあんのか〜すげぇなぁ」と目を輝かせていて、一人で5巻を見に来ようかなと言っていたのがとても嬉しかった。こんなに面白いとは思わなかったそうです。まぁ、僕自身もほとんど始めての芝居鑑賞やったけど、これはまた来たいですね!5月にはSun!!の所属する劇団ミジンコターボの公演や7月にはSun!!が全国ツアーをするそうなので、要チェック!
Sun!!のBlogを紹介→→→http://blog.livedoor.jp/tarch3/
自分が芝居をする事はなさそうやけど、鑑賞はハマりそう。
来週はLIVEPOTSUNEN 2011 『THE SPOT』
今から楽しみだ!!
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